「どういう印象で見られているかは、分からない。でも…」永野芽郁が取材で語った《俳優としての今後》と進化の覚悟
「描け」――その言葉の意味に、後になってようやく気づいたとき。
明子の口からこぼれた「ごめんなさい」と「ありがとう」。
そのセリフには、演じる永野自身の体温が、たしかに宿っていた。
「明子は、“言えなかった後悔”をずっと抱えている。でも、そういう気持ちは誰にでもあると思います。だからこそ、大切な人には、言葉を惜しまないでほしい。この映画を観て、“ありがとう”って誰かに伝えたくなったら、それだけでこの作品には、十分な意味があると思います」
「進化するために、“自分らしく”あり続ける」
インタビューの最後、俳優として今後どうありたいかについて尋ねると、永野は少し言葉を選びながら、率直な想いを語ってくれた。
「私がどういう印象で見られているのかは、自分では正直分からないんです。でも、“永野芽郁って、こういう役もハマるんだね!”って思ってもらえるような俳優にはなりたいんです」
それは、これまで積み重ねてきた“自分らしさ”を土台にしながらも、新たな表現に挑み続けるという宣言でもある。

「進化し続けていきたいですね。自分らしさを失わずに、でも俳優として新しい経験を重ねながら進化していけたら、きっとより良い作品に巡り合えるんじゃないかなと思います」
背伸びをせず、飾ることもなく。けれど、その言葉の中には確かな覚悟と、進む力があった。
“自分らしく、進化していく”。
それはきっと、いちばん難しくて、いちばん誠実な選択。永野芽郁は、その道を、迷うことなく歩こうとしている。
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