投資初心者は「投資信託」より株を買いなさい 今からでもやけどしない「ちょい投資」とは

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今、高齢者を中心になお売れ続けているのが「毎月分売型投資信託」。投資信託協会の調査などによると、なんと約40兆円も買われています。売れている投資信託の上位は、この種の商品で占めていると言っても過言ではないでしょう。

毎月一定の配当が口座に振り込まれる(隔月のものも)のが特徴で、「これからは公的年金もあてにならないので、老後の年金代わりになりますよ」というセールストークに乗せられて買う人が多いようです。

けれど、気がついたら預けた金が大きく目減りしていたというので、一部、裁判も起きています。

初心者こそ、シンプルに株を買ったほうが勉強になる

この投資信託は、買った時期にもよりますが、為替ヘッジがついていないものが多いことや、毎月一定額を口座に配当として振り込まなくてはならないので再投資する原資が減って元金の取り崩しが起きやすいこと、そして何よりも手数料が高いものが多く、気がついたら原資が大きく目減りしているということが往々にして起きます。

そういう意味では、リスクがいったいどこにあるのかわからないような金融商品を買うのではなく、初心者こそ、リスクのわかりやすいシンプルな株のような投資商品を選ぶほうが勉強になるのではないでしょうか。もし、それが面倒だというなら、無理に投資などする必要はない。投資しなければ、少なくとも表面上は財産を目減りさせることはないのですから。

これは、投資でさんざん痛い目にあった私が、30年かけて導き出した結論です。

荻原 博子 経済ジャーナリスト

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おぎわら ひろこ / Hiroko Ogiwara

 1954年、長野県生まれ。大学卒業後、経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニアとして活躍。著書に『払ってはいけない』(新潮新書)、『老前破産』(朝日新書)、『年金だけでも暮らせます』(PHP新書)など多数。

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