"頭のいい人"はラーメンの感想を「やばい」では終わらせない…【中身のない答え】を卒業する2大原則
「私は会議でちゃんと自分の意見を言っているよ」とおっしゃる方のなかにも、正直、中身のない答えをしてしまっている人は、結構いるんじゃないでしょうか。
例えば、あなたの会社で「売り上げアップ」というテーマで打ち合わせをしたとします。そんな会議の場で、あなたに話が振られたら、どう答えますか。
ひと通り、やれることはやってきたし、新しい対策と言われても正直、なかなか思いつかない状況です。
「電話営業の件数をもっと増やします」
せいぜい、このくらいしか言うことがありません。他のメンバーからも、こんな意見が出ます。
「もう少し割引きをしてみたらどうでしょうか」
「SNSで情報発信してはどうですか」
「販促ミーティングを週1回行いましょう」
悪くはないですが、誰でも思いつきそうな意見ばかり。思いついたことをそのまま言っているという意味では、さっきのラーメンの「やばい」「うまい」と本質的にはたいして変わらないんじゃないでしょうか。
また、会議でのそうした意見に対して「SNSは流行ってるからいいよね」とか「ミーティングの回数が増えるなんて面倒だ」といった、これまた思いつきの「反応」で返事をするような会議では、課題解決につながらず、結果、時間のムダにもなります。
「思いつき」だけを積み重ねても意味がない
大事なのは、「思いつき」で話さない、「反応」をしないこと。
この2大原則を守るだけでも会議がだいぶましになります。この2つをやめる代わりに、やってほしいのが「視点を変える」こと。
例えば、この会議では、「どうすれば、売り上げが上がるのか」という方法論ばかり話しています。しかし、視点を変えて、課題を俯瞰してみれば「そもそも、なぜ売れないのか?」という疑問が出てくるはずです。
ある企業は、「そもそも、なぜ売れないのか?」という疑問に対して、視点を自分たちの対策ではなく、お客さんのほうに向けました。
「いっそ、お客さんになんで自分たちの商品を買ってくれないのか聞いてみよう」とインタビューを実施したのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら