【愛知県民必読】悪名高い「一宮市」の渋滞が払拭される動きが活発化

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一宮JCT付近で頻繁する渋滞の解消に向けた動きが活発化してきた(写真:Hiroko / PIXTA)
一宮JCT付近で頻繁する渋滞の解消に向けた動きが活発化してきた(写真:Hiroko / PIXTA)

東海地方の交通情報で頻出する都市名がある。それが「一宮」だ。IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)の名前に付されたこの“一宮”は、渋滞情報で必ずといっていいほど名前の挙がる、少々悪名高き地名である。

というのも、名神高速道路と名古屋への都市高速の交点である「一宮IC」と、名神・東海北陸道の分岐点である「一宮JCT」の周辺は、合流地点の前後で常に渋滞が発生していて、交通情報の渋滞地点の「常連」だからである。

「悪名高き」と書いてしまったが、この一宮は筆者の実家の所在地であり、ふるさとといっていい街なので、この悪名はかなり残念である。ところがここ数年、さらに今年になって、その悪名が解消されるかもしれない動きが活発になってきた。

一宮市には現在、名神高速道路、東海北陸道、名古屋高速16号一宮線の3本の高速道路が通り、一宮ICをはじめ、NEXCO側に4カ所のIC、名古屋高速に一宮ICとの接続部分も含め5カ所の出入り口がある。

さらに、尾張一宮PA(パーキングエリア)もあるので、高速道路の“アイテム”がかなり揃っているといえる。

尾張一宮PA(写真:JIOTO / PIXTA)
尾張一宮PA(写真:JIOTO / PIXTA)

また、一宮市内ではないが、市内の東海北陸道から県境を越えてすぐのところにある川島PA(岐阜県各務原市)にはハイウェイオアシスが併設されており、ここには世界最大級の淡水魚の水族館、「アクア・トトぎふ」まである。

このように高速道路に囲まれた都市といってよい一宮市の「悪名」が払拭できるか、最新事情をお伝えしたい。

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繊維と「モーニング」の町、一宮

愛知県一宮市は、名前の通り尾張国(県の北西部)の一宮である真清田(ますみだ)神社の鳥居前町として、長い歴史を刻んできた。

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