【クラシックカーにも最新モデルと同様のサービス】マセラティが新たにスタートした「マセラティ・クラシケ」とは?旧車とSDGsの在り方を問う

イタリアを代表するラグジュアリーカーブランド「マセラティ」は、2021年からクラシックカー公式認定プログラム「マセラティ・クラシケ」を本国イタリアで展開している。そのプログラムの日本導入を4月11日に発表した。ちなみにイタリア以外でマセラティ・クラシケを展開するのは日本が初となる。
なぜマセラティは、新車販売だけではなく、自動車メーカーとしてクラシックカーのサポートに力を入れるのか。また、なぜ本国の次に日本でサービスを開始するのか。その理由や詳細について、発表の場となった「オートモビル カウンシル 2025(2025年4月11~13日・幕張メッセ)」でインタビューした。
イタリアを代表する自動車メーカー「マセラティ」とは

最初にマセラティというブランドについて簡単に説明しておく。マセラティは、1914年にマセラティ兄弟によって創設され、モータースポーツを中心に活動を開始する。1926年にはマセラティの名を冠したレーシングカー「ティーポ26」を完成させ、名実ともにレーシングコンストラクターとしての地位を確立。このとき、マセラティのシンボルとして今も愛されている三叉のもり「トライデント」のバッジをはじめて掲げた。
その後、レーシングコンストラクターとして順調に成績を残し、1947年にマセラティ初のロードモデル「A6 1500」を発表。その後、「3500GT」「セブリング」「ミストラル」「クアトロポルテ」「メキシコ」「ギブリ」「ボーラ」などの歴史的な名車を生み出した。現在は、フィアットやプジョー、ジープなど数多くのブランドを抱えるステランティスグループで唯一のラグジュアリーカーブランドとなっている。
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