ダイハツ｢ミライース｣ターボ＆5MT市販化の算段 モータースポーツを楽しむ軽自動車登場に期待

東京オートサロン2025で初公開され、大阪オートメッセ2025でも展示された、ダイハツのコンセプトカー「ミラ イース GR SPORT コンセプト」(筆者撮影）

今年の東京オートサロン2025や大阪オートメッセ2025のダイハツ工業（以下、ダイハツ）ブースに展示され、多くの来場者の注目を集めていたのが「ミラ イース GR SPORT コンセプト」と名づけられた1台。

「ミラ イース」といえば、ダイハツのエントリー軽自動車であり、既存の技術をブラッシュアップさせたことで、車両価格を上げることなく燃費性能を高めた“第3のエコカー”として登場した初代モデルの意志を継ぐ車両だ。

そんなミラ イースをベースに通常モデルにはラインナップされていないターボエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載し、エアロパーツやBBS製鍛造アルミホイール、レカロ製バケットシート、MOMO製ステアリングホイールなどをプラスしたものが、このミラ イース GR SPORT コンセプトということになる。

ミラ イース GR SPORT コンセプト市販化の可能性は？

ただ、過去にもダイハツはオートサロンやモーターショーなどで魅力的なコンセプトカーを参考出品することは多かったものの、ほとんどがショーモデルで終わってしまっており、今回もショーモデルの域を出ないのではないかという声も少なからずささやかれていた。

しかし、今回のミラ イース GR SPORT コンセプトは、そもそもユーザーの声を受けて制作したモデルということで、開発者側としてはなんとしても実際の販売につなげたいモデルであるということなのだ。