【愛知県民必読】悪名高い「一宮市」の渋滞が払拭される動きが活発化

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もうひとつ直近で公表されたのが、3月11日に発表された一宮西港道路のルートに関するニュースである。

地図を見ると、東海北陸道は岐阜方面から南下し、名神にぶつかって終わっているが、これを南へと延ばせば、東名阪、伊勢湾岸道に届くことが見て取れる。

国土交通省 中部地方整備局の資料「一宮西港道路 第3回 計画段階評価」より

現在、一宮JCT付近と東名阪の「蟹江IC」の間は、西尾張中央道という片側2車線の幹線道路が走っているが、一般道のため信号も多く、スムーズに通行できるとはいいがたい。

筆者も一宮市の実家から三重方面へドライブする場合、この道を使って東名阪へ出るが、時間帯によっては予想以上に所要時間が延びるケースが多い。

このルートに自動車専用道を通せば、東海北陸道から名神や名古屋高速を使わずとも、貿易の一大拠点となっている名古屋港や知多・西三河方面へ直行できる。

いつになるかはわからないが…

ルートの候補はこれまで3つあったが、今回そのうちの中央ルートで建設されることが決まり、両端と東名阪との交点の他に、途中に「稲沢IC」「津島IC」「佐屋IC」「弥富東IC」(いずれも仮称)が設けられる予定になっている。

国土交通省 中部地方整備局の資料「一宮西港道路 第3回 計画段階評価」より

総延長は28kmで、一宮から弥富、飛島(とびしま)方面への時間が大幅に短縮されるという。

こちらも開通までにはかなりの時間かかると予想されるが、これまでの状況を見ると、東海圏は関東、特に東京周辺と比べると、土地の買収や工事そのものの進捗が早く、もしかしたら筆者が元気にハンドルを握れるうちにテープカットが見られるかもしれない。

最後に高速道路そのものの話ではないので「余談」ではあるのだが、一宮市やその周辺の住民にとってはかなり大きな話であるので触れておきたい。

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