テストの点数では測れない力を伸ばす…!子どもの非認知能力を高める「魔法の言葉」の中身

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「大丈夫」や「できるよ」といった応援する言葉が浮かぶ人もいるかもしれませんが、これらの言葉からは「おしい‼」に含まれる「もうちょっと」といったニュアンスが伝わってきません。

なお、こうした場面で絶対に避けてほしいのが、「なんでできなかったの?」などと原因を追及する言葉がけです。

この言葉がけは、子どもに痛みしか与えません。特に自己肯定感が低い子の場合は、ただでさえ凹んでいる心に追い打ちをかけるようなものです。

素直に受け取れない子は第三者の言葉としてほめる

ちなみに、ほめ言葉をかけられたときに、すべてのお子さんが素直に喜ぶとはかぎりません。

これは自分に自信が持てない子にありがちな反応ですが「別にそんなことないよ」と否定する子や、あまり嬉しくなさそうな子も中にはいます。

ここで無理に「いや、すごいよ」とさらにほめようとするのは逆効果。ほめ効果が低下してしまいます。

こんなときは直接ほめるのはやめて、第三者に登場してもらうのがおすすめです。

「パパ(ママ)が一人でお着替えできてすごいって言ってたよ」

「先生が一生懸命に取り組んでくれるって感心してたよ」

などと、自分以外の人(第三者)の言葉を介して間接的にほめるというわけです。こうすれば、さっきまで身構えていた子でも言葉を受け取りやすくなります。

これはウィンザー効果(サードパーソン効果)と呼ばれるもので、当事者からの情報よりも第三者からの情報のほうが信憑性が高く思えるからです。

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