「正解は死ぬこと」口コミで《Z世代》の人生相談に乗り続けてきた副住職が、若者に返す言葉の深い意味とは?

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「あくまでざっくりとですが、人とコミュニケーションをとる際は説得ではなく、納得や感動を心がけるといいかもしれません。どうやったら感動を与えられるかは難しいですが、何が相手の心を動かすのかを考えてみると楽しいです」(太田氏)

海士町 海岸
「ないものはない」がキャッチコピーの海士町(筆者撮影)

「やっぱり」が口ぐせになっていませんか?

3段階のうち、特に注意したいのは①の説得だ。太田氏は、説得をしてしまっている人の口ぐせとして「やっぱり」を挙げる。

桟橋
高校寮近くの桟橋にて。青い海と空に向かって伸びるような姿が印象的(筆者撮影)

相手が確実に知っている事実を省略して「やっぱり」と言っているならよいが、そうでない人に言っても通じることはない。

たとえば、「やっぱり抹茶アイスはおいしいですよね」と伝えても、相手は抹茶を食べたことがなく、抹茶よりバニラがおいしいと思っている場合もある。

それでも多くの人は空気を読んで「おいしいです」と調子を合わせてしまうから、言った本人は通じていると思い込む。

「やっぱりを使うことは悪いことではありません。しかし、なぜそう考えるのか、どんな根拠があるのか、理由を示さないまま使うのは聞き手に対して親切じゃないんです。やっぱりの使い方は、やっぱり大切です(笑)」(太田氏)

岡田 もとき 販促ライター

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おかだ もとき / Motoki Okada

2015年からライターとして独立し、2023年に株式会社SHIKIを創業。ビジネスコラムやインタビュー、講演レポートなど企業が発信するコンテンツの企画や制作管理を担う。経営や働き方、デジタル化、金融、防災、地方創生といった多岐にわたる分野に携わる。東京で7年間活動した後、3年間の沖縄生活を経て広島に在住。

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