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「正解は死ぬこと」口コミで《Z世代》の人生相談に乗り続けてきた副住職が、若者に返す言葉の深い意味とは?

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上司が部下に『やる気を出してくれ』と言って『いえ、出しません』と言うならクビにしてやる気がある人を雇えばいいだけです。要望を伝えるのはあなたの自由ですが、どう応えるのかは本人の自由です」(太田氏)

人を動かしたいなら「せ」「な」「か」で語れ

そうはいっても、そこまで割り切るのはなかなか難しい。合理的に考えられたらそもそも悩まないだろう。どうしても相手に動いてほしいときにどうすべきか。

部下にやる気を出してもらいたいけれどうまく伝えられないと悩む人は多いだろう。逆に、やりたいことを上司に伝えても取り合ってもらえないと悩む若者も多いかもしれない。そうした時に意識したいのが「せなか」というフレーズだという。

「人が動くときには快楽・報酬・恐怖・後悔などさまざまな要因がありますが、人を動かすなら『①説得』『②納得』『③感動』という3段階を意識することが大切です」(太田氏)

たとえば、食事制限までして痩せたくはないと考えている人を動かす場合。まず①説得とは「健康のために痩せた方がいい」と一方的な価値観を押し付けることだ。これでは相手の価値観をくんでいないので耳を傾けてもらえない。正論であっても響かないだろう。

そこで次は②納得。「食事制限をしなくても痩せられる」とおいしいダイエット食を勧めると、価値観が一致するので耳を傾けてくれる。

最後に③感動。サッカー選手のスーパープレーに衝撃を受け、痩せてでもその人のようになろうとする。つまり、感動とは新しい価値観を芽生えさせ、それが既存の価値観を上回ることだ。

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【説得をしてしまっている人の口ぐせ】

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