「検索してもなかなか出てこない…」東大1年生であえて"超難しい"言語を学んだ理由 学びの基礎となる《教養》の大切さ

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この講義を通して、ヘブライ語が完全に身についたかと言われると、残念ながらそうとは言い切れません。

しかし、私の手元には、確かに学びが残っています。

世界の広さを学ぶことができた

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それは、この世には日本語あるいは英語とはまったく異なる体系からなる言語が存在するということ。

そしてそれを用いて言葉を紡いでいる人が、世界には存在するということ。彼らには彼らの世界があり、しかしそれは、日本語で暮らす私たちの世界とも関わり合っているということ。少し大袈裟かもしれませんが、ヘブライ語の学習という体験を通じて、世界の広さを学ぶことができたと思っています。

このように、外国語の授業ひとつとっても、単なる言語の習得を超えて異なる文化の存在を実感させ、考えさせるような授業で、東大の1年生は学んでいるのです。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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