東大生が語る《大学でギリシア語を学ぶ》面白さ 自分の視野や可能性を広げることができる

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ギリシャ語 東大
(写真:Fast&Slow / PIXTA)
東大1年生向けの授業や演習には、東大式の教養の真髄が詰まっています。このエッセンスを解説したのが、『東大1年生が学んでいること』(東大カルぺ・ディエム著)。カルペ・ディエムのメンバーである亀田 崚さんが東大生の授業についてお話しします。

東大ではさまざまな言語が学べる

東大では、入学と同時に「第二外国語(通称:二外)」を選択し、1年をかけてその言語を勉強します。これは必修の授業であり、東大に入学した学生は全員、何かしらの第二外国語をきちんと勉強するのです。

ちなみに第二外国語として選べる言語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国朝鮮語の7カ国語です。

これに加えて英語でのアカデミック・ライティングの技法を学ぶ授業や、高校ではあまり習得の機会がなかった英語スピーキングに関しての授業もありますから、東大の1年生はかなりの量の語学の授業が必修として課されています。

さらに言語を勉強したい学生に向けて、東大では第三外国語や古典語の授業も用意されています。ほかの大学だと「文学部」や「言語学専攻」の生徒しか履修できない、などの制限がある場合も多いですが、東大では1、2年生であれば誰でも第三外国語や古典語を履修することができます。

2025年度に開講されているもので第三外国語として学べるのはアラビア語やペルシア語、ポーランド語などを含む21言語であり、古典語として学べるのはラテン語、ギリシア語、サンスクリット語の3言語です。

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