「検索してもなかなか出てこない…」東大1年生であえて"超難しい"言語を学んだ理由 学びの基礎となる《教養》の大切さ

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東大の「前期教養学部」で履修できるユニークな講義として、「ヘブライ語」があります。

東大では、英語を第1外国語とする場合、スペイン語、フランス語、中国語などのメジャーな言語を第2外国語として選択することになっています。そして、それ以外の言語を学びたいと思った場合は、第3外国語として自主的に履修することができます。

ヘブライ語を学ぶことを決意

筆者は第2外国語にドイツ語を選択したのですが、ドイツ語で用いられているアルファベットは大体英語と同じで、あまり他言語を学んでいる実感が得にくいものでした。なんだか不完全燃焼に感じたので、1年生の後期こそまったく別の言語を勉強しようと思い、「ヘブライ語」を履修することにしました。

初回の授業で先生に言われたのは、「週1回で半年、全12回くらいの授業だと、喋れるようにはならないけれど、辞書を使いながら読めるようにはなれるよ」ということでした。英語をしっかり勉強してきた東大生たちなら、文法のルールを知ることで、ヘブライ語を読むことぐらいはできるようになる、というのです。

しかし、もちろんそんなに簡単ではありませんでした。そもそも、ヘブライ語は文字がすごく特殊です。英語におけるアルファベットのようなものが22文字のヘブライ文字で表記されているのですが、それがこんな感じです。

※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

東大1年生 教養学部
ヘブライ文字(画像:書籍より引用)
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