ゴリラのロゴでおなじみ「ゴーゴーカレー」意外にもインドネシアで店舗急増はなんで?世界最大のイスラム教国で「カツカレー」は通用する?

「ゴーゴー」の由来は、元プロ野球・松井秀喜選手の背番号「55」に創業者の宮森宏和氏が強いこだわりを持っていたからと言われている(撮影:今井康一)
創業時より海外を意識
ゴーゴーカレーの海外展開の歴史は意外と長い。創業時よりニューヨークへの展開を目指し、2007年に開店したニューヨーク1号店のほかにNY2号店などアメリカでは5店舗。さらに直近ではハワイ店、インドネシアでの店舗展開に加えて、現在フランスのパリでもポップアップストアを展開中だ。
これら最近の海外への本格展開を一手に引き受けるのが、2023年3月に創業者の宮森宏和氏からバトンを託された西畑誠社長だ。Yahoo、Apple、Google、メルカリなど錚々たる企業で経験を積んだIT畑の人物である。

2023年3月からゴーゴーカレーグループの社長に就任した西畑誠氏。数々の大手IT企業で手腕を発揮し、近年ではフードデリバリーのドアダッシュや、同社が買収したウォルトで経営に携わる。元来ゴーゴーカレーのファンで、箱買いして自宅に常備。九州出身のため「男児」の通称で馴染まれているそうだ(撮影:今井康一)
畑違いである飲食業の社長に就任した経緯について次のように説明する。
「宮森氏とは旧知の仲で、長年お会いしている間にこの会社を世界一のカレーの専門商社にしたいからと、社長職を打診された。自分自身がもともとゴーゴーカレーが大好きで、魅力ある商品だと感じていた。ビジネスモデルとしても『世界でも成功できる』と感じ、躊躇なく引き受けた」(西畑社長)
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