ダイソンの「最薄・非サイクロン掃除機」すごい革新の中身→驚異の小型・軽量化を実現した78歳創業者が込めた“2つの狙い”とは

「新たな技術を、日本で発表することが大好きだ」
英家電メーカーダイソンの日本法人(東京・千代田区)は5月22日、世界に先駆けてコードレス掃除機「Dyson PencilVac(ダイソン ペンシルバック)」を発表した。
発表会には創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏が登壇し、冒頭のコメントを交えながらプレゼンテーションを行った。
ダイソンといえば「サイクロン式掃除機」が代名詞だが、新しい掃除機はサイクロンモーターを搭載していない。直径38mmのスティックにブラシヘッドがついているコンパクトなデザインが特徴で、まるでモップのような外観だ。
新しい掃除機は「一日中持てる」
ダイソン氏は「サイクロンの効率性は38mmの本体には収まらない」と、新たな吸引システムを開発したことで小型化と吸引力を両立できたと胸を張った。

ペンシルバックの特徴は、本体部分の細さにある。ハンドル部分にモーターを入れ込んでしまう発想で、バッテリーやゴミが入るシリンジなど、ブラシヘッド以外を直径38mmのスティック(本体)に収めている。
手にすっぽりと収まる本体を片手で持ち上げたダイソン氏は「あまりに軽く、一日中持っていられる」と、どんなタイプの手にも馴染む太さが38mmだと説明した。
この細さを実現させたのが、新開発のデジタルモーターだ。直径28mm(500円硬貨とほぼ同じ大きさ)と極小ながら、1分間に14万回転する。
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