絶望パスタの「ホームズ」チェーン展開の真相 こだわりオーナーシェフの味を次代に承継
人口が減少に向かう今、あらゆる分野で課題となっているのが事業承継だ。
外食産業においても例に漏れずで、日本政策金融公庫総合研究所のデータによると、全国の中小企業のうち飲食サービス業においては、後継者が決定している企業が10.7%、未定が17.3%、廃業予定企業が53.2%に上る(2023年中小企業の事業承継に関するインターネット調査)。
個人店の廃業はもちろん常連客にとって淋しいことだが、それだけでなく、個性ある個人店が減少していくことで、日本の飲食店文化の豊かさや多様さが失われてしまうのではという危機感もある。
1986年創業以来、愛されてきた名店
ただこうした課題に対し、近年、M&Aや提携など企業と手を結んでの事業承継という1つのトレンドが生まれつつあるようだ。
渋谷に1986年創業以来、愛されてきたスープスパゲッティの名店「ホームズパスタ」もその1つである。
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