【初心者向けの筋トレ”サイドレイズ”を紹介】女性は50歳からの方が筋トレの効果が出やすい⁉…年を取った自分を助けてくれるのは「筋肉」だ

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女性の身体は、女性ホルモンの影響を強く受けます。母体づくりのために働く女性ホルモンは、体脂肪の減少を危機とみなします。閉経させないよう、身体の代謝自体は維持させながら、エネルギー消費を節約したり細胞内の水分量を増やしたりして、脂肪の減少を阻止して母体を守ろうとします。

若いときには女性ホルモンが強く働きますから、せっかく筋トレで筋肉量を増やしても、女性ホルモンの影響による皮下脂肪や水分の多さで、身体の変化が見えづらくなってしまいます。

一方、更年期に近づくと女性ホルモンの影響をさほど受けなくなりますし、若いときよりも筋肉量が減った状態からの筋トレとなれば、その変化がより見えやすくなります。

こうした面から考えると、女性は歳をとってからのほうが筋トレ効果を楽しめます。

「筋肉を付けるのは何だか気が進まない……」と言っていた女性も、身体の変化を実感し始めると、「もっと筋肉を付けて重いものを上げてみたい!」といったふうに、気持ちが変化していきます。

そしてこうした気持ちが、本当の意味で身体の若さを保つことになると思うのです。

筋肉モリモリではなくメリハリのある身体になる

たまに、「筋肉モリモリになるのは嫌だから」という理由でトレーニングを敬遠する女性もいらっしゃいます。しかし、女性の場合は「モリモリ」になりたくて必死にトレーニングを積んでも、ホルモンの関係で男性のようにモリモリにはなってくれません。

たとえば世界陸上を見てみると、女性スプリンターの鍛え上げた身体を美しいと思ったりしませんか? 彼女たちは自分の体重以上の負荷(種目によっては体重の2倍以上の負荷)を当たり前に扱いながら、ハードなウエイトトレーニングも基礎練習としてこなします。それでも、男性のような「筋肉モリモリ」にはなりません。

また、歳をとると体の水分量が低下し、全身の皮膚がたるみやすくなります。「痩せよう」とばかり考え、筋肉量を増やさずに減量すると、この肌のたるみをさらに増やす原因にもなってしまいます。

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