大船渡、今治、岡山…相次ぐ大規模山林火災 「山火事の原因」の6割《人為的要因》とは何か? たき火で「絶対やっていけないこと」とは?

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筆者は林野火災で支援するDCAT(災害派遣福祉チーム)の取材のため、3月9日に大船渡市の福祉避難所に現地入りした。その日の午後、大船渡市長による鎮圧宣言があった。

DCATとして福祉避難所を運営していた社会福祉法人の職員の中に、避難所生活を送る者がいた。避難指示区域はどんどん拡大し、じわじわと迫る火に不安が募るなかでの、鎮圧宣言。「自宅の状況が確認できる目処が立った」と、少し安堵の表情が浮かべる。

福祉避難所となった建物の屋上からは、山が見えたという。燃えていたのは山の向こう側だったが、「夜になると端から端まで火の線が赤く浮かび上がる。昼間は一体が煙に覆われていた」と、別の職員が語った。

白煙を上げて山肌を焦がす炎。沿岸の民家付近の赤い光は消防車(写真:飯塚伸夫撮影)

気が付くと背後の山から火が

また、消防団員として消火活動を行っていた男性は、「リスクが高いため、山の中には入ってはいけないことになっていた。道路から消火活動を行っていたが、気が付くと背後の山から火が近付いている。恐怖だった」と振り返る。

翌日、筆者は、他県から応援に来た横浜や栃木ナンバーなどの消防車とすれ違いながら、職員が自宅確認に戻る車に同乗し、焼損した山の中の状況を確認した。

黒く焼けた林野がどこまでも続く。焼損の激しかった地区では、柱もないほど焼失してしまった家々がある一方で、焼失を逃れた家もあった。

焼けた山肌(写真:筆者撮影)
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