イーロン・マスク氏のAI会社「xAI」が「X」を330億ドル(約4兆9500億円)で買収、統合後の企業価値は1000億ドル超に

資産家のイーロン・マスク氏は、自身の人工知能(AI)スタートアップ「xAI」がソーシャルメディアの「X(旧ツイッター)」を330億ドル(約4兆9500億円)で買収したと明らかにした。
「統合はxAIの企業価値を800億ドル、Xを330億ドルと評価するものだ」とマスク氏は28日、Xに投稿。Xの企業価値は債務120億ドルを含めると450億ドルと評価されると、マスク氏は続けた。買収は全て株式交換によるものだという。
取引条件が公開されていないとして匿名を条件に事情に詳しい関係者が話したところによると、買収によって誕生する「XAIホールディングス」の企業価値は負債を除き1000億ドルを超える規模となる見通し。
今回の買収により、マスク氏にとっては事業の合理化が進むと同時に、XとxAIとの関係が一段と強化されることになる。xAIはチャットボットの精度向上のためにXから得た情報を活用してきた。
また、マスク氏の改革によりユーザーや広告主の離反が相次ぎ、投資を巡る状況に不透明感が広がっていたXの他の株主にとっても一定の解決策となる。
マスク氏は「xAIとXの未来は結び付いている」と指摘。「今日、われわれは正式にデータ、モデル、計算、配信、人材を統合する一歩を踏み出す。この統合により、xAIの先進的なAI能力と専門知識をXの膨大なリーチと融合することで莫大(ばくだい)な可能性が解き放たれるだろう」と述べた。