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すき家《異物混入騒動》で起きうる重大変化。ネズミやゴキブリが混入した今、もはや「ディストピア容器」を批判していられない…

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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こう考えると、このまま海外事業を伸ばしていくのがよい、というのが今回の「ネズミ騒動」から見えてきたことなのだ。 

ただ、だからといって「このまま今まで通りやっていればいい」とは当然ならない。虫などの混入はまだ耳にすることもあるが、哺乳類が丸々……とは前代未聞だ。原因究明・再発防止策は考えていくべきだろう。

その上で、今後すき家で起こるであろうことを考えてみると、店舗空間のさらなるDX化、店舗オペレーションの効率化が、本件を境にますます進んでいく可能性がある。

ゼンショーの発表を信じれば、今回のミスは大方「人為的」なものだと言える。だとしたら、やはり商品の製造過程や、食器の洗浄過程、店舗清掃などのすべての過程において極力「人の手を介さない」というのが、考えうる究極的な再発防止策になる。 

「ディストピア容器」の拡大も進んでいくはずだ 

こんなことを話していて思い出したのは、すき家の「ディストピア容器」の件である。

すき家の一部店舗で使われている使い捨て容器のことだ。昨年、ネット上でこの容器を「ディストピアみたい」と言っているのを見て私がそれを記事にしたところから、急速に一般名詞かのように広がった言葉だ。

券売機の様子。「座ってから各席に設けられたタッチパネルを押す形式」ではない(筆者撮影)
券売機の時点でプラや紙の容器だ(筆者撮影)
この店舗では、プラ容器、紙コップなどでの提供となっていた(筆者撮影)
返却口の様子(筆者撮影)
エコとは言えないスタイルかもしれないが、従業員の業務内容を絞るメリットがある。偶然かもしれないが、訪れたこの店舗は清掃が行き届き、清潔感にあふれていた(筆者撮影)

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