すき家《異物混入騒動》で起きうる重大変化。ネズミやゴキブリが混入した今、もはや「ディストピア容器」を批判していられない…
こう考えると、このまま海外事業を伸ばしていくのがよい、というのが今回の「ネズミ騒動」から見えてきたことなのだ。
ただ、だからといって「このまま今まで通りやっていればいい」とは当然ならない。虫などの混入はまだ耳にすることもあるが、哺乳類が丸々……とは前代未聞だ。原因究明・再発防止策は考えていくべきだろう。
その上で、今後すき家で起こるであろうことを考えてみると、店舗空間のさらなるDX化、店舗オペレーションの効率化が、本件を境にますます進んでいく可能性がある。
ゼンショーの発表を信じれば、今回のミスは大方「人為的」なものだと言える。だとしたら、やはり商品の製造過程や、食器の洗浄過程、店舗清掃などのすべての過程において極力「人の手を介さない」というのが、考えうる究極的な再発防止策になる。
「ディストピア容器」の拡大も進んでいくはずだ
こんなことを話していて思い出したのは、すき家の「ディストピア容器」の件である。
すき家の一部店舗で使われている使い捨て容器のことだ。昨年、ネット上でこの容器を「ディストピアみたい」と言っているのを見て私がそれを記事にしたところから、急速に一般名詞かのように広がった言葉だ。





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