EC攻略のコツは委託先探しにアリ。「工場のない製造丸投げメーカー」がECで儲けられる理由とは?

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繰り返しになりますが、AmazonでD2Cをやっていく人にとって大切なマインドは「柔軟性」です。製造元がとても親身に対応してくれる、あるいは向こうからも新鮮なアイデアを提供してくれるなど、お互いの良い部分を伸ばし合えるパートナーを求め、それに見合うならば支払いも厭わないという思い切りのよさを持ち合わせていきましょう。

また、あえて未来の話を先にしておきますが、ブランド事業がうまくいくにつれ、「原価は、あとでも交渉できる」ということも自ずとわかってきます。販売実績が上がればボリュームディスカウント(大量仕入れによる値引き)が実現できるため、交渉のテーブルにつけるのです。また、そのボーダーラインとなるのが「年商1億円」であるとも言えるでしょう。

地道な作業になりますが、競合の製造元を調べる、同じ業界の人に相談をする、という方法もあります。

3C分析を行うなかで、当然ですが他社製品をテスト購入することになるでしょう。

そのとき、パッケージの裏面を見てみてください。商品表示欄を見ると、販売者として競合メーカーの名前が書かれていますが、もし製造元に別の会社名が表示されている場合は、委託先が製造を行っているということです。そこに記載されている会社名をネットで調べてみて、コンタクトを取ってみるのもよいでしょう。また、別の製造元も検索にヒットするので比較検討することが可能です。

構成要素を分解して考える

原材料、素材といった、その商品の構成要素のなかでもっとも大きいものから、製造元のあたりをつけていくという手法です。

たとえば、「プロテインバーをつくりたい」という場合で考えてみます。

ネットで「プロテインバー OEM」で調べると、お菓子メーカーをはじめ、たんぱく原料をつくっているメーカー、シリアルバーを製造するメーカーなどあらゆる製造元が表示されます。仮にチョコレート味のウエハースタイプをつくりたいとします。

ここで注意するべきこととして、お菓子全般のメーカーに依頼をすると結果的に原価が割高になります。これは先ほどもお話ししましたが、幅広い製造を請け負うメーカーは、結局のところ実際に製造できる下請けに投げてマージンを抜く構造をつくってしまうためです(稀に、専門の会社を紹介してもらえる場合もあります)。

ですので、もしウエハースタイプで勝負をしたいと決めたのであれば、ウエハースの製造に特化した業者へ直接依頼をすることが正攻法となるのです。

このように原材料や素材など、その商品の主な構成要素から紐解いていき、OEMを探しにいくことも大切です。

次ページケーススタディ:原材料から紐解いた成功例
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