EC攻略のコツは委託先探しにアリ。「工場のない製造丸投げメーカー」がECで儲けられる理由とは?
数あるメーカーのなかから検討を重ね、とある1つのメーカーとお付き合いしていくことが決定しました。結果的に私の企画は大ヒットしたくさん売れたのですが、当然、エラー品も増えてきたのです。
具体的には、ファスナーがうまく嚙み合わなくなり壊れてしまうという事象です。そこで、ファスナーに対する改善要望をメーカー側に提出しました。ただし、私は中国語を話せなかったため、仲介業者に中国語でのやり取りを代行してもらっていました。しかし人を介することの障壁もあり、ファスナーの改善が思ったように進まなかったのです。
「これを打破するには自分が直接出向くしかない」と決心し、中国まで出張してメーカーの担当者とお酒をくみ交わしながら親睦を深めることとしました。そしてその目論見は当たりました。なんと次の発注分から、大幅に改善された商品が納品されるようになったのです。

――いかがでしょうか。
これだけインターネットが普及した世の中であるにもかかわらず、モノづくりの現場というのはとても泥臭いのです。
結局のところ、最後は「人間関係が物事を大きく動かす」ということを押さえておくとよいでしょう。
「見積もりが安いから」だけの判断は、とても危ない
では話題を、相見積もりに戻します。
つまり私のエピソードから言えるのは、各社見積もりを比べていくなかで「金額が安いから」という部分だけを見て決定することは、じつは危うい判断であるということです。
1つあたりの原価が安くてもエラー品(「B品」と呼ぶ)率が高ければ、結果的には販売可能な製品の平均原価が高くなることもあります。
担当者との相性、柔軟性、先方から斬新な提案をもらえるか、細かな要望も快く引き受けてくれるか、という「人間味」の部分も十分に考慮する必要があるのです。
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