EC攻略のコツは委託先探しにアリ。「工場のない製造丸投げメーカー」がECで儲けられる理由とは?

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シャンプーをつくりたいのであれば、ネット上で「シャンプー OEM」と検索すれば、たくさんの業者が出てきます。

ちなみにOEM(オリジナル・イクイップメント・マニュファクチュアラー)とは、メーカーが他企業の依頼を受けて、製品の製造を代行することです。とくにこれから初めてネット通販で商売をする人にとって、最初から自社工場を持つなんていう話は無理筋です。ですので、OEMによって製造を請け負ってくれるメーカーを探すことが現実的な線となります。

原価さえ許されるなら、一番手っ取り早く実現できる

ただしOEMにも注意すべきポイントがあります。シャンプーメーカーに製造の依頼をしたとして、1つの会社内で製造工程を一手にカバーしているというわけではないのです。

シャンプーの製造工程を大まかに分解すると以下のとおりです。

(『【超完全版】Amazonビジネス大全「ゼロ」から年商1億円の最短ルート』より)

この場合、シャンプーの原液は大元のメーカー、一方でボトル、ポンプ、ラベルをつくっているのは委託先の別会社というような分業体制になっているケースがほとんどです。

少々余談になりますが、とくにポンプは、日本マーケットでは特殊な立ち位置にいます。

海外旅行に行ったことがある方は、なんとなく記憶があるのではないでしょうか。海外のボトルはキャップ式が主流です。

一方で日本は、ポンプ式が主流です。これは、日本人がお風呂の椅子に座って髪を洗うことが背景にあります。座ったままシャンプーをポンプで押し出す文化があるので、ポンプ式のニーズが高いのです。

そのためポンプのメーカーは、じつは日本に存在する場合が多いのです。――こうした日本市場の背景や文化について、販売の初心者にはまったく未知の領域でしょう。

しかし、OEM先の会社はノウハウだけでなく、さまざまな背景や事情にも精通しています。つまり、そうした「情報」もきちんと押さえたうえで、適切な委託先をアサインします。そのため依頼者は、情報代にも対価を支払うつもりで発注することになるのです。

もちろん、適切な委託先の選定や管理などを押さえているため、その金額に見合ったサービスを提供してくれるのは間違いありません。

原価さえ許されるならば、一番手っ取り早く製造が実現できる手法と言えるでしょう。

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