EC攻略のコツは委託先探しにアリ。「工場のない製造丸投げメーカー」がECで儲けられる理由とは?

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ここで、私の知り合いが実際にOEM先を自分で選定し、商品開発を実現したエピソードを紹介します。その方は、「燃やすと金木犀の香りがする写真集」という企画を立ち上げました。切なさを感じる写真を燃やしながら、お香の香りを愉しむというコンセプトです。

企画としてはよいものができたので、次のステップとして製造業者の選定に入りました。

この商品を構成する要素は「紙」と「お香」です。そこでまずは、「お香 OEM」と検索をしてみました。しかし、写真集としての要件を満たしてくれる業者はありませんでした。

(『【超完全版】Amazonビジネス大全「ゼロ」から年商1億円の最短ルート』より)

しかしさらに調べていくなかでお香というのは、多くが淡路島をはじめとする兵庫県でつくられていることがわかりました。

兵庫県に絞ってさらに調べを進めると、紙をベースにしたお香を製造するメーカーさんを発見したのです。そしてそのメーカーに相談を持ちかけたところ、実現できたのです。

このように、つくりたい商品の構成要素から紐解いていくと最適なOEM先が見つかることもあります。今回のエピソードのように、「淡路島 お香」と地理的に当たりをつけることで解像度が上がります。なにより、専門に特化したメーカーと直接取引できるため、製造原価を低く抑えられるのも大きなメリットです。

相見積もりでわかる、優良企業の見分け方

前項では3つのアプローチで、OEM先の選定方法を紹介しました。では、数ある製造元のなかからめぼしい企業を複数社見つけたとして、最終的にどこへ依頼するかという観点でお話をします。

最適なパートナーを見つけるための視点は2つです。

①相見積もりは、数が多いほどよい
②取引先と「良好な人間関係」は築けそうか

1つ目の相見積もりについては、当たりをつけた企業に対して片っ端から行ってよいです。

「お断りするのは心苦しいな」「値引き交渉たいへんだな」といった感情があるのもわかりますが、相見積もりに時間と労力をかけて損することはありません。

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