EC攻略のコツは委託先探しにアリ。「工場のない製造丸投げメーカー」がECで儲けられる理由とは?
ちなみにシャンプーの例で言うと、「プロセスをどこまで分解して発注すべきか」という問題もあります。初めて開発に取り組むうえでは、本当に難しい判断になります。
つまり分解すればするほど、関わる製造元が増えますし、それぞれのセクションで最低ロットを担保しなければなりません。
各社と連携しながら進めなければなりませんし、各部品を最終的に統合するセクションはどこなのか、など細かくすればするほどプロジェクトは複雑になります。
もし各部品の製造元を自分で管理するとなると、それらのマネジメントだけで手一杯となる恐れがあります。そうならないためにも、OEMというものが存在するのだと考えるとよいでしょう。
販売に向けて進めるなかで大切なのは、「良い商品をつくる」ことです。在庫管理に時間を取られすぎるのは、本末転倒にほかなりません。
これは事業を行ううえでの「柔軟性」に関わりますが、手持ちの金額を支払うことで“よいもの”が生み出せるのならば、出し惜しみする必要はないということです。それはプロダクトへの投資にとどまらず、効率的なプロジェクトマネジメントという面でも言えることです。
低価格を追求しすぎることで、失うものもある
とりわけ低価格志向が強すぎる個人や企業ほど、企画の良し悪しよりも1個あたりの配送料や原材料費をいかに抑えるかに腐心する傾向があります。
「安かろう悪かろう」という言葉があるように、買いたたくなどして無理に導き出した原価はどこかで破綻を招きます。
製造の依頼先も国内はおろか、中国でさえ難しくなります。するとクオリティは二の次のような工場にあたりをつけていくことにもなるでしょう。
価格にだけソリューションを求めると、当然、長期的に勝ち続けることは難しくもなります。そもそも「価格で勝つ」というコンセプトで商品企画を立ち上げることもナンセンスです。
いわんや、初心者が“価格破壊”に打って出ること自体おかしな話です。
3C分析でもお伝えしたとおり、いままでなかった切り口、空いているポジションなどを探し、今後伸びていく市場を見つけることが大切です。そのうえで商品企画を練っていくことが王道の勝ち筋となります。
だからこそプロジェクトを前に進めるためにも、原価については多少の思い切りは必要です。
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