20年足らずで4分の1にまで店舗数が減少した「ネカフェ」。減少の一途のなか、「しぶとく生き残る」快活CLUBは一体どう凄いのか

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AOKIの「ファッション」、そして快活CLUBを含む「エンターテイメント」、両セグメントの2023年度の業績を、コロナ禍前の2018年度と比べてみよう。

ファッション事業が減収の一方、エンターテインメント事業が成長している(図:筆者作成)
AOKIホールディングス
2019年3月期の決算資料(AOKIホールディングス資料より)
AOKIホールディングス
2024年3月期の決算資料(AOKIホールディングス資料より)

これまでの主力である「ファッション事業」(AOKI・ORIHICA)の売上は、5年間で144億円ほどダウン、まだコロナ禍の前に戻っていない。総売上に占める比率で見ると、2018年度の「59%」から5年間で「53%」に後退している。

エンタメ比率が2割→3割へと増加

一方で、快活CLUBは売上5割(185億円)アップ・216億円を積み増し、総売上に占める比率は2018年度:19%から2023年度:29.4%に。ファッション・ブライダルの減収分をちょうどカバーしたような格好だ。

なお、快活CLUBやカラオケ「コート・ダジュール」などは、AOKIホールディングスでは「エンターテイメント事業」で分けられており、2023年度は全体売上の約4割(755億4500万円)を占めている。いまのAOKIの売上構成は「半分は紳士服、ほぼ半分はエンタメ」企業なのだ。

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