中国で成長著しい「ショートドラマ」 日本でも急速に動き出す市場 どこまで根付くか

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後発となる日本が、アジアそして世界へと進出していくためには、先行する中国との連動が近道になるだろう。それは、トレンドの変遷およびビジネスのスピードがとてつもなく速い同業界において、熾烈な競争のなかでの成功に欠かせないアクションになるかもしれない。

多様化するビジネスモデルの可能性

日本に視点を移すと、昨年から急速に動き出している日本のショードラ市場のマネタイズは、企業タイアップの広告モデルからスタートし、ここ最近でアプリによる都度課金(TVOD)のto Cモデルが登場している。

この先は、オリジナルコンテンツの拡充とともにサブスク(SVOD)や広告視聴(AVOD)、協賛プレイスメント(PPL)など複数のモデルを組み合わせて収益を確保していくことが予想される。

そして、さらにその先には、中国で大きな市場になっているTikTokなどショート動画のECライブコマースと、ショードラ業界が連動する新たな収益モデルが生まれてくるかもしれない。

一方、現状のショードラアプリは縦型が基本になるが、本フェスのフォーラムでは横型ショードラの可能性も論じられた。

それは、従来のドラマや映画など映像コンテンツ制作に加わる負荷が少なくなり、クリエイティブを含めた制作面におけるメリットが多々あるほか、横型に慣れたユーザーの取り込みも期待され、業界のさらなる活性化につながることが予想される。

従来の縦型アプリへの対応など課題もあるが、この先のひとつの拡張の方向性として検討が続くだろう。

ショードラは、若い世代のタイパを求める風潮や、スマホネイティブ世代のメディア親和性が高い。それは日本だけでなく世界共通だ。同世代をターゲットにする、エンターテインメント業界と異業種の連携によるグローバル展開の可能性は、従来のコンテンツ以上に高いだろう。

多くの可能性を秘めたショードラは、いままさに業界の土台が固まりつつあるところ。その進化と発展はここから始まる。

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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