駅前広場がよく整備されていて、西口の駅前にはヤオコーをはじめとする商業施設。柏市内にあってはいちばん南の端っこの駅ではあるが、同市も市域南端の中核として道路整備なども進めている。
そうしたこともあってか、駅の周りはもちろん住宅地。東口にはまだまだ畑や果樹園も目立つが、そのコントラストもこの沿線ならではなのだろう。
「高柳駅とその次の六実駅。その東側には海上自衛隊の下総航空基地があります。基地の正門は駅とは反対側なのでだいぶ距離はあるのですが、北総鉄道と合同で企画したハイキングのコースに含まれていたり、また基地でのイベントの折には高柳駅から歩いて行かれるかたもいますよ」(池澤副管区長)

乗り換えれば都心に一直線
昔ながらののどかな下総の雰囲気を残しつつ、それでいて交通の利便性も相まって住宅地になりつつあるアーバンパークラインの沿線風景。最もお客の多い新柏駅でも1日の乗降人員はおよそ2万人だ。
次いで高柳駅が1万5000人ほどで、他の2駅は1万2000人台。だが、ここ数年でもマンションの建設が続いていることからわかるように、住宅都市として発展途上なのだろう。
柏か新鎌ケ谷か。どの駅にもせいぜい10分ほどで出ることができて、乗り換えれば都心に一直線。そんな利便性と自然豊かなのどかさと。実にバランスの取れた、これぞアーバンパークラインの名を体現しているかのような沿線であった。

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