「鉄道の父の故郷」だが地味、山口ご当地鉄道事情 1日3往復のミニ支線あればSLが活躍する路線も

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山口線
県庁所在地、山口市の市街地を走る山口線。山口駅の近くにも最近ではマンションなどが目立つ(撮影:鼠入昌史)

「日本の鉄道の父」と呼ばれる人物がいる。東京駅前にもその像が立つ、井上勝だ。

明治の初め、伊藤博文や大隈重信らとともに日本初の鉄道、新橋―横浜間の建設に力を注ぎ、鉄道局長や鉄道庁長官などを歴任。黎明期の鉄道建設を進めた立役者のひとりだ。

「鉄道の父」の出身地

そんな鉄道の父・井上勝の生まれ故郷は、萩である。山口県は北の端、日本海に面した長州藩の城下町。井上勝は長州藩士の三男坊として誕生した。

長州はいうまでもなく多くの志士を輩出して幕末の動乱期の主役を演じ、木戸孝允や伊藤博文、山縣有朋といった近代日本を作り上げた傑物たちも長州の出身。井上勝もそうした人物のひとり、というわけだ。

【写真】他県と比べるとどうしても「地味」な印象で、あまり知られていない山口県の鉄道路線。だが、渓谷の山肌をへばりつくようにゆっくりと行くローカル線や、1日3往復だけのミニ支線、大迫力のSL…と意外にクセが強い路線がある

それどころか、長州を引き継いだ山口県は初代の伊藤博文から記憶に新しい安倍晋三まで、内閣総理大臣を最も多く出した県としても知られる。血脈なのか、それともそういう気風なのか。ともかく、長州、そして山口県は日本の近現代史においてなかなかの存在感を放っている。

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