大阪・関西万博の目玉「未来の都市」パビリオンを体験 水中工事や変形農業ロボットなど、迫りくる近未来の姿とは?

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青木あすなろ建設とコマツは「水中施工ロボット」を展示。河川やダムの工事などで実際に使われている量産先行機の模型だ(筆者撮影)

展示スペースには精巧な大型模型が設置されており、サンドアートやCG映像、実写映像を組み合わせたショートムービーで"未来の水中工事"の世界観をわかりやすく伝えている。

商船三井:「ウインドハンター」

商船三井が提案するのは、脱炭素社会の実現を視野に入れた次世代船舶技術「ウインドハンター」だ。硬翼帆式の風力推進システム「ウインドチャレンジャー」をベースに進化させ、走行中に洋上風力を活用してグリーン水素を生産・貯蔵・運搬するという、究極のゼロエミッション船を目指している。

商船三井はゼロエミッション船「ウインドハンター」を展示(筆者撮影)

同社は2025年3月、実証ヨットを使い、船が自ら生み出したグリーン水素を陸上に供給する実験にも成功している。洋上で再生可能エネルギーを直接水素へと変換し、それを輸送するという新たなサプライチェーンを具体化し始めているわけだ。2030年代には「ウインドハンター」の実証船を建造し、本格的な商用化を見据えている。

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