大阪・関西万博の目玉「未来の都市」パビリオンを体験 水中工事や変形農業ロボットなど、迫りくる近未来の姿とは?

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Mirai Arcade
アーケードゲームで社会課題を紹介する「Mirai Arcade」という体験展示もある(筆者撮影)

さらにホールCに進むと、ここには10者が展開する未来技術のアトラクションが並んでいる。入り口付近には高さ5.5mの巨大なロボットヘッド型ミニシアターが4つ設置されている。この模型は資源循環への配慮から、すべてダンボール素材で作られている。

椅子が備え付けられたロボットヘッドの背面に腰を下ろすと、交通・モビリティ、環境・エネルギー、ものづくり・まちづくり、食・農といったSociety 5.0の主要テーマを、子どもにもわかりやすいアニメーションで学べる仕組みになっている。各映像はいずれも著名なクリエイターが手掛けている。

子供の顔の形のミニシアター
子どもの顔の形のミニシアターでは、4つのテーマの映像でSociety 5.0で取り組む社会課題を楽しく学べる(筆者撮影)

続くパートナーの個別ブースはまさに先端技術の見本市そのもの。ビジネスパーソンも楽しめる仕掛けが随所に凝らされている。以下では、その中から興味深い展示をピックアップしてみよう。

川崎重工業:「ALICE SYSTEM」

川崎重工業が掲げるテーマは「移動本能」。陸・海・空をシームレスにつなぐ次世代モビリティコンセプトとして「ALICE SYSTEM」を提案している。自宅の目の前まで来る専用キャビンに乗り込むと、そのまま車・電車・飛行機・船など、複数の交通機関を自動乗り継ぎしながら最終目的地に到着できる仕組みだ。

ALICE SYSTEM
ALICE SYSTEMは「Accessible Linkages for Innovative and Comfortable Experiences System」の略称だという。列車型モビリティにキャビンが取り付けられたモックアップが展示されている(筆者撮影)
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