
よって根性論で限界まで頑張るのではなく、メリハリをもって稼働することが、ブルーカラーの仕事を長く続けるためのコツだと学んだ。
工事現場などで作業員が煙草を吸ったり、雑談をしたり、ダラダラと休んでいる姿を目撃したことがあるだろう。一見するとサボっているように見えるあの光景は、休憩時間を設けないと作業効率が落ちたり、事故率が上昇したり……。もしかしたら現場を熟知している方々が導き出した、働き方の最適解なのかもしれない。
僕自身、ウーバー稼働中によく休憩をしている。例えば夏場の炎天下では、1ドリンクだけ頼んで、エアコンの効いた飲食店に避難することが多々ある。無理して働き続けると、冗談抜きで目眩と悪寒がしてくるので、これを防ぐためだ。

夏場以外だと、街中に設置されたベンチでよく休んでいる。サボっているのではなく、働くために休息をとっているのだ。
最強の疲労回復術はサウナと睡眠
肉体労働者にとって文字通り「身体は資本」になるわけだが、これはデスクワークの仕事をする者にとっても同じだ。むしろホワイトカラー従事者はブルーカラー従事者より「自分の限界」がわかりにくく、無理が利きやすいので、この点には注意が必要かもしれない。
今僕はウーバーの仕事に加え、ライターの仕事も行っている。御幣を恐れずに言うと、ウーバーの仕事は肉体的にはつらいが、脳疲労はゼロ。しかしライターの仕事は、心と身体と脳、3つがクタクタになる。毎日元気に働くため、効果的な疲労回復術が欠かせない。
『医者が教えるサウナの教科書』によると、サウナには一石八鳥の効果があり、具体的には脳疲労が取れる・肌が綺麗になる・肩凝りや眼精疲労がやわらぐといった効果があると言う。
ネット上にはサウナアンチな人たちも少なくない。僕は週2の頻度でサウナに通っているが、その効果は絶大だと感じる。騙されたと思ってサウナ→水風呂→外気浴を試してみてほしい。味覚が研ぎ澄まされるため、サウナ後のご飯は最高に美味しい。入眠も恐ろしいほどスムーズに入れる。
睡眠という疲労回復方法も見逃せない。『スタンフォード式 最高の睡眠』によると、日本人の平均睡眠時間は6.3時間。フランスは7.3時間。フィンランドは7.9時間……。日本の睡眠時間は100カ国中、最下位という調査結果も出ているそうだ。良質な睡眠のためには「入浴」が効果的で、ベッドに入る90分前までに、入浴を終わらせることがポイントになる。1時間程度で読める漫画版の本も出ているので、参考にしてほしい。
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