「ザリガニ食べる」"野食系YouTuber"の意外な正体 「苦節8年」ちーとんさんの物語(前編)

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家族も総出演しているチャンネルであるが、そもそもちーとんさんは、なぜ「YouTubeをやろう」と思ったのだろうか。

「大学を出たあとは、普通にサラリーマンをやっていたんです。そこで5年勤めたんですが、実家を継がなきゃいけないっていうのがどうしてもあって、転勤はできないと。それで『実家の仕事を手伝いながらYouTubeでも収入を得よう』と思ったんです」

自然や生物に詳しいちーとんさんだが、大学ではじつは物理学を専攻。小さいころに読んだアインシュタインの『相対性理論』に影響されてのことだった。

就職して結婚。お子さんも生まれというそのときに父が経営する町工場が大変な状況にあり、その支えとして、ちーとんさんも仕事を辞め、そこで働くことになった。プラスチックゲルを使った製品などを作る家族経営の町工場だ。

「家計の足しになれば」でやってみた

「もう10年も前ですね。当時すでにYouTuberですごい人たちも出始めていて、収益制度も今ほど厳しくなかったので『家計の足しになれば』と思い、やってみたのがきっかけです。それこそ当時は毎日投稿していましたね」

ちーとんさんは幼いころから父と自然の中で魚や山菜などをいつも獲りに出かけていた(写真:ちーとんさん提供)
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