60歳を過ぎたら「わきまえたい」職場のマナー5つ 偉くなると、いつの間にか忘れてしまいがち

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なぜ、そうした残念なことが起こるのかというと、長年同じ環境で過ごしているうちに、その人が「偉くなってしまった」ことが原因である場合が多いようです。

1度偉くなってしまうと、少し態度が悪かったり悪印象だったりしても、まわりの人は誰も指摘してくれなくなってしまいます。

また、そうした環境に身を置いている人の多くは、いつの間にか周囲の人を気づかう心が薄れていってしまうものです。

そして、これと同じような状態に陥ることは、例に挙げた社長や政治家だけでなく、誰にでも起こりうることです。

マナーの基本となる4つの要素

マナーとは、心を"かたち"にしたものです。つまり、いちばん大切なのは、あなたの「気持ち」ということです。

だから、「正しいマナーを身につけなければ」「絶対に間違ってはいけない」などと、堅苦しく考える必要はありません。

仮にマナーが間違っていたとしても、「心(気持ち)」は自然と相手に伝わります。たとえマナーを間違って恥をかいてしまったとしても、修正して次からうまくできるようになればいいのです。

マナーに限らず、こうした失敗と修正を繰り返すことで、人は何歳になっても成長していくことができます。

マナーの基本である「心(気持ち)」を伝えるうえでもっとも大切なのが、「感謝」「謙虚」「敬意」「思いやり(愛)」という4つの要素です。

(出所:『人には聞けない60歳からのビジネスマナー』(宝島社)より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

「そんな簡単なことでいいの?」と思う人もいるかもしれませんが、実際には、この4つのことを常に意識し、相手にうまく伝えることは難しいものです。

しかし、心配ご無用です。これらの心を相手に表す便利な言葉があるからです。それは、「ありがとう」です。

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