「副業で稼ぎたい」人が最も陥りがちな初動ミス 情報収集の罠にハマる前に答えたい3つの質問

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ビジネスの種類によって様々ですが、最低限、次のような支出の項目が出てくるはずです。

ビジネスごとの初期費用の例
ビジネスごとの初期費用の例(『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』より)

項目がわかれば、それぞれどの程度のお金がかかるのかは、個別に検索していけば簡単にわかります。すでに持っているものや、自分には必要ないと思えるものを省いて、ざっと合計金額を計算してみましょう。漏れがあるかもしれませんので、たとえば合計10万円となったら、実際に必要なのは12万円くらいと考えて余裕を見ておくと安心です。

ここに運用費用が乗っかります。ネット回線やスマホの通信料、各種手数料、ツールなどのサブスク支払い、そして広告宣伝費、固定で場所を借りていれば家賃も乗っかります。

広告宣伝費の算出には本来、売り上げや利益の予測が必要になりますが、最初は見当がつかないと思います。ざっくりと月1万~5万円の間で投資可能な金額を書いてみてください。そして、ざっくりと半年分の費用を計算してみましょう。

まずは「何を捨てるか」を決めよう

副業を始める際、多くの人が「何から始めればいいかわからない」と感じますが、実際は情報過多や断片的な知識が混乱を招いているだけです。その結果、起業家YouTuberの動画を観まくる、無作為に検索する、資格取得に走るなどの「初動ミス」を犯し、かえって迷いが深まります。大切なのは、不要な情報を捨て、自分にとって必要なビジネスの方向性を明確にすることです。

具体的には、①どんなビジネスをしたいか、②自分で事業を作るのか、③自己資金で立ち上げられるかを整理し、初期費用と運用費用を試算することが重要です。これらをクリアにすれば、闇雲な情報収集から抜け出し、具体的な行動につなげられるでしょう。

新井 一 起業18フォーラム代表

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あらい はじめ / Hajime Arai

延べ6万人の起業したい会社員と向き合ってきた「起業のプロ」。1973年生まれ。会社員のまま始める起業準備サロン「起業18フォーラム」主宰のほか、起業家向けマーケティング支援などを行う。「人生を変えたい」と願う会社員をはじめ、自立を目指す主婦やニート、フリーター、落ちこぼれなど、起業とは程遠いと思われがちな人材を一発逆転させてきた。著書に『起業神100則』(総合法令出版)、『会社で働きながら6カ月で起業する』(ダイヤモンド社) など多数。

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