「副業で稼ぎたい」人が最も陥りがちな初動ミス 情報収集の罠にハマる前に答えたい3つの質問

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質問2 そのビジネスは、自分で作りますか?

この質問2の答えが「自分で作ります」の方は、次の質問3に移りましょう。

副業(起業)は、事業をゼロから立ち上げるやり方もあれば、コンビニのようなパッケージや、決まったノウハウ(せどりなど)を購入して始めるやり方、不動産を借りたり買ったりして始めるやり方もあります。また、自由な活動はできませんが、「認定○○」のような民間資格の傘下で仕事をすることもできますし、既存の事業や会社を買い取って(M&A)始めることも可能です。

必要な初期費用の計算方法

質問3 そのビジネスは、自己資金で立ち上げられますか?

副業(起業)時に、いくらまで自己資金を投じられるかは人それぞれです。手持ちの額のみならず、家庭環境、性格にもよるでしょう。「いくら必要ですか?」というご質問をよくいただきますが、全員に共通する答えはありません。原則としては、株式投資などと同様、自分にとっての「失ってもいい余剰資金まで」と考えてください。貯金や退職金を全額BETするようなことは、くれぐれもなさいませんように……。

ここでのポイントは、初期費用+半年分の運用費用を全額自分で出せるのか、一部でも他者から借りなければならないのか、借りずとも集めることができるのか、をざっくりと把握することです。

「そうは言われても、いくら必要なのか見当もつかない」という方も多いと思います。この必要金額は人それぞれで、すでに持っているものを使うのか、ないものを調達するのかで大きく変わってきます。ここで、初期費用と運用費用に分けて整理していきましょう。

改めてご説明しますと、初期費用とは、そのビジネスをスタートするために最初にかかる費用のことを言います。運用費用とは、そのビジネスを維持するためにかかる費用を指します。それ以上の細かい意味は気にしなくて大丈夫です。

まずは初期費用からです。今は正確に算出する必要はありません。ざっくりと、どんな支出があるのかを調べましょう。手始めに、たとえば、「ネット通販+初期費用」、「コンサルティング+初期費用」のように、「○○+初期費用」と検索、あるいは、ChatGPTあたりに質問してみましょう。

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