大企業におけるイノベーションと起業家精神への関心は高まるばかりである。
起業家精神とはいったい何なのか。どこに由来するのか。一般的な感覚からすれば、生まれ持った才能や素養だと思われるのではないだろうか。
実際、心理学者は、ある人には備わっているがほかの人には備わっていない心的特性に注目した。具体的には達成欲求、自己効力感、リスク負担意欲、曖昧さへの耐性、成否の原因を自己に求める姿勢などである。これらの特性が、起業を選択する人とそうでない人を分けると考えられてきた。
つまり心理学の理論では、誰が起業家になるかは人々の基本的な精神的属性が決定し、このプロセスは人々が行動を起こす能力と意志に依存する、という前提を置くのである。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら