50歳で早期退職「10年で2億り人」になった投資法 "肉食投資"ではなく、ゆっくりコツコツの"草食投資"

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そんな時代に、個人投資家同士が勉強会やその後に居酒屋で開かれた懇親会で率直に思いや悩みを語り合えたのは貴重な財産となった。

投資のオフ会は怪しげな商品の勧誘や参加者同士の喧嘩などがあり、今でも怖い部分がある。

しかし、そうでないものもある。ぼくは草食投資隊やもっと後に行われるが金融庁や三菱UFJアセットマネジメントなど主催者がしっかりしたところの懇親会、さらに、ファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子さん、雑誌「投資信託事情」編集長(当時)の島田知保さん、投信ブロガーのrennyさんが主催して、コツコツ投資を応援しようという「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」に参加。

この会は現在、北海道から沖縄まで各地に広がっており、東京での会合には今でも参加している。

インデックス投資は大儲けできないといわれるが…

このほか、著名投信ブロガーの水瀬ケンイチさんらが実行委員となっている「インデックス投資ナイト」(こちらはコロナ下ではオンラインだったが、2024年7月に久しぶりにリアルで開催され、ぼくもようやくリアル参加した)など、信頼できるオフ会にはどんどん顔を出した。

また、「投信ブロガーが選ぶ! ファンド・オブ・ザ・イヤー」(2024年から「個人投資家が選ぶ! ファンド・オブ・ザ・イヤー」)というアワードと表彰式があることを知り、2012年9月からは自分のブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」も書き始めた。

そして、著名ブロガーのほか、金融庁の職員、経済評論家、金融専門の大学教授、金融機関の幹部ら大勢の人と直接、話ができて投資に関する知識、人脈が広がった。

そのおかげか、金融庁やSBI証券、ニッセイアセットマネジメントなど金融機関の座談会に呼ばれ、日経新聞、NHK、ウォール・ストリート・ジャーナルなどのマスコミの取材も受けた。メディア企業に所属して他の人を取材することはあったけれど、何度も自分が取材を受けたという人は周囲にいなかったと思う。

当時は共働きで子供もまだ小さく教育費用もそれほどかからなかったため、年間300~400万円を投資に回していた。

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