50歳で早期退職「10年で2億り人」になった投資法 "肉食投資"ではなく、ゆっくりコツコツの"草食投資"

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海外株式はインデックスファンドをメインに、国内は草食投資隊の各社などのアクティブファンドも購入。このほか、外国債券、金ETF、REITも購入していた。

外国債券と金ETFは資産管理が面倒になるため、のちに全部売却。REITは自宅マンションを30年ローンで購入したのをきっかけに、不動産を別途に購入しても意味がないと思って売却した。

アベノミクスによる株高円安で、資産は順調に増えていった。

NISAや勤務先が導入した企業型確定拠出年金もすべて満額で活用。2013年には3000万円、2014年には4000万円と年間1000万円ペースで増えていき、会社からもらう給料よりはるかに多い収益(売却していないので確定益ではない)を得るようになった。

2012年に買ったNASDAQ100のETFは2024年11月現在、株価は12倍になっている。インデックス投資は大儲けできないといわれるが、なかにはこうした例外もある。

このことは生活にもプラスとなった。

極端な倹約はしなくなり、保活が大変だったので娘を自費で私立の保育園に入れても大丈夫になった。また、映画関係の仕事もしたので、映画にはまってしまい、年間300本近い映画を観るようになるなど趣味にもお金を使えるようになった。寝たきりに近い状態になった母の介護をすることになったが、その費用も賄えた。

7000万円+退職金でFIRE

そして、2019年に早期退職を勧奨される。

その際の資産は7000万円弱。退職金を入れればFIREができると判断した。

さらに退職が2020年2月末で、退職金を支給された3月はコロナショックの真っただ中。退職金の多くをアメリカのインデックスファンドにぶちこんだところ、今や3倍近くになっている。

コロナで多くの人が失業、病気など大変な目にあっている中、自分の運の良さは世間に対して申し訳ないと思ったほどだった。

再就職は2020年の10月。そのころはコロナ後の株価上昇もあり、資産は1億円を突破した。

その年の12月、ビットコインを初めて購入した。

それまで自分の理解できないものには投資をしないと思っており、投機性が高いので、うさんくさく思って関心は持たなかった。けれども、投資をすれば理解できるのかなと思い1ビットコインだけ250万円ほどで買ったのだ。

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