50歳で早期退職「10年で2億り人」になった投資法 "肉食投資"ではなく、ゆっくりコツコツの"草食投資"

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しかも、同時に野村証券の口座で株や個人向け国債を保有していれば、同社の証券ローンで1.5%の金利でお金が借りられる制度があることを知ってしまった。レバナスはインフルエンサーが儲かると言って、みんなも儲かると飛びついている。

これは長期投資だから投機でないと自分で自分を納得させて、証券ローンで1200万円を借りてレバナスと、S&P500(アメリカの株式500銘柄を対象にした指数)にレバレッジをかけた投信を購入した。

年が明けてロシアがウクライナに侵攻。世界的なインフレが起きて、金利高に弱いハイテク株は総崩れとなった。レバナスも大きく目減りし、一時は40%のマイナスになった。これが足を引っ張って、春ごろには年初来から資産が3000万円近くも目減りしてしまった。リーマンショックのころにFXで作った700万円の損失額の4倍だ。

でも、FXの時は資金を溶かしてパーにしてしまったけど、今回は中長期的には戻ると思って、むしろ目減りを面白がる余裕もあった。そして、追加で投信を購入したほど。

2024年7月には40%のマイナスもすっかり取り返した。このまま持っていてもいいけれど、リスクは減らしたいので、半分を売却。残り半分は依然保有している。

一時期目減りしたことよりも、いかにネットニュースなどでもてはやされたとはいえ、どこの誰とも知らない人をうかつに信じた自分は、投資の大原則を曲げてしまう愚か者だと痛烈に反省した。これ以降、新しいものへの投資は原則取りやめた。

2億り人となった現在の資産配分は…

現在、自分の資産配分は先進国株式50%、日本株式25%、新興国株式15%、個人向け債券10%にしており、年を重ねてもこのまま堅持していくつもりだ。日本株式と新興国株式の比率が高いのは日本を中心としたアジアの成長を信じているから。

「myINDEX」というネットサービスでは、株式、債券、REIT、金、預金など主な分野の過去のリターンをもとに、自分が好きなように配分した場合のリターン、リスクを無料で算出してくれるので、自分で組み合わせを考えたい人には便利だ。

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