50歳で早期退職「10年で2億り人」になった投資法 "肉食投資"ではなく、ゆっくりコツコツの"草食投資"

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サイトでの試算によると、ぼくの資産配分では2024年10月から過去20年、平均9%成長していた。過去10年なら平均11%にも上る。株式投資の想定リターンが5~6%とする従来の考えからすると、この20~30年はIT技術の進歩、世界的な低金利などで極めて高いリターンをたたき出している。

今後も高リターンが続くか、それとも平均並みに戻っていくのかは神のみぞ知る。

場合によっては大きく下がって、平均を引き下げようとするかもしれない。

しかし、人生100年時代のゴールはまだまだ先だし、娘へ世代を超えて受け継ぐものだとすれば、さらに時間は長い。

長期間株価が下落したとしても、気にせず投資は続けていく。

60歳以降は取り崩しの時期

2024年5月、ついに金融資産が2億円を突破した。

自宅の価値を不動産の売却サイトを使って調べると、総資産が3億円を超える日もそう遠くはない。もう十分に資産はできたといえよう。

ちなみに現在、新規に投資をしているのは、従来から続けているiDeCo(個人型確定拠出年金)と、いくつかの日本株アクティブファンドだけ。レバナスを一部売却した分は、オルカンを中心に購入。個別株式の銘柄入れ替えも行ったが、今後はもうやめようと思っている。

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新NISAは、旧NISAで満期になった先進国株式のインデックスファンドを活用。100万円投資したのが300万円以上になったため、すんなり枠を全部埋められた。成長投資枠240万円は1月に一気に購入。つみたて投資枠もSBI証券のボーナス設定を利用して、1月中に2日に分けて購入した。2025年も1月中に全額投資するつもりだ。

iDeCoは今の勤務先に企業年金がないため、月2万3000円の掛け金を、先進国株式7に対して新興国株式3の割合で行っている。

iDeCoは60歳で定年になったら新規購入は終了。新NISAも満額投資を続ければ5年で終了する。アクティブファンドの積立も60歳でやめる予定。その先は宝くじで大金を得るなどの空想的な出来事を除けば、新規投資自体が終了、取り崩しの時期に入る。

これが、ぼくの投資遍歴だ。

東山 一悟 会社員、投資家

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とうやま いちご / Ichigo Toyama

1969年、東京都生まれ。1991年、筑波大学卒業。同年、メディア企業に入社。2020年、同社を退職。

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