頭のいい人が「部下のやる気のなさ」を責めない訳 人間は「やる理由」があれば「やる」生き物だ
ここから得られる教訓は、自分と性格の違う人ほど、重宝してその人の意見を聞くようにする必要があるということですね。もちろん、同じタイプの人と話すのはとても楽で、居心地がいいと思います。でも、居心地がいいだけでは、衝突はなく、成長もなく、うまくいかないことの方が多いのです。
逆に自分とタイプの異なる人は、自分の短所を埋めてくれる長所を持っていたり、自分だけでは気付かなかった視点に立ってくれたりする貴重な存在といえます。このような存在を受け入れることが、パフォーマンスの向上につながるのです。
だから頭のいい人は、他者の意見を取り入れ、多様性を尊重しようとします。自分と性格が違う人が現れたら、その人のことは、重宝した方がいい可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。
頭のいい人は「趣味がない」を多いと解釈する
「ない」という言葉が、実は「多い」という意味である場合がある……と言ったらみなさんはどう思うでしょうか? おそらく、「何かのなぞなぞ?」と考える人がほとんどだと思います。しかし実は、意外と日常会話の中で、「ない」が「多い」を意味する場合が多いのです。
例えば、友達が「私って趣味がないんだよね」と言ったとします。スポーツであれば野球やスキーが趣味だとか、インドア派の趣味であればテレビゲームやスマホゲームなど、いろんなものが考えられるわけですが、「私って趣味がないんだよね」というのは、それらのいろんな選択肢の中でこれといったものを実践しているわけではない、という意味だと解釈すると思います。でも、「趣味がない」って、本当に趣味がないんでしょうか?
「趣味がない」というのは、多くの場合、「(これといった)趣味がない」という意味で使われますよね。そして、「これといった趣味がない」というのは、「スポーツもテレビゲームも何をやったことがない」という意味で使われるよりも、「一定程度、スポーツもゲームも観たりやったりすることはあるけれど、1つのものにのめり込んで実践しているわけではない」という意味で使われている場合の方が多いのではないでしょうか。
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