大学入学時に必要なパソコンをどう選べばいいか スマホ・AI時代、学生生活に必要なパソコンの選び方も変わりつつある

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パソコン
現代の大学生には、どのようなスペックのパソコンが必要とされているのか(写真:筆者撮影)
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「大学生がパソコンぐらい使えなくてどうする」「タブレットやスマホも十分高性能だから、パソコンなんて時代遅れ」……デジタルデバイスの導入には、世代や学部、学科によっていろいろな考え方があるだろう。子供のことを考えるなら、どのようなパソコンを準備するのがいいか。

ほとんどの大学生は今もパソコンを使っている

筆者はIT系メディアのライティングを仕事にしているから、子供たちにも早くから自分専用のスマホ、パソコン、タブレットをそろえてきた。もちろん、それが一般的ではないことは理解している。

一般の状況を理解するために統計を見てみよう。

総務省の『令和5年通信利用動向調査』によると、世帯単位でのパソコンの保有率は次第に低下しつつあり、現在65.3%となっている。これは、スマホやタブレットの普及により、パソコンが必ずしも必要でなくなったことを表している。インターネットの利用率は13~69歳の各年齢層で9割を超えているから、多くの人がスマホでネットをしている状況にある。

対して、パソコンの普及率は各年齢層で年々下がっている。日本リサーチセンターが公開しているレポートによると、2023年の15~19歳の普及率が38.7%、20~29歳普及率は52.4%となっている。しかし、この数値は高校生や、大学に進学しなかった人、就職している社会人も含む。15~29歳の若者のおよそ半分弱がパソコンを持っていないということだ。

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