7万で実用性追求、XREALの新ARグラスの可能性 反応速度3ミリ/秒へ、周辺機器不要で作業効率を向上
「AR for ALL」を掲げて市場の拡大を狙う。ARグラスメーカーの中国XREALは12月11日、新製品「XREAL One」を発表した。本体に必要機能を組み込み、「かけるディスプレイ」としての機能を向上。手の届く価格で実用性を追求した。
7万円で実用性追求、高級モデルとは異なる路線勝負
「XREAL One」は、サングラス型のディスプレイデバイスで、本体をかけると目の前に映像が表示される。スマホやパソコン、ゲーム機と有線で接続して使う製品だ。
従来機種のXREAL Air 2シリーズとの違いは、独自開発の空間演算チップ「XREAL X1」を搭載したこと。これはSoCと呼ばれるARグラスで必要な演算処理全般を賄えるチップだ。このチップにより、頭の動きを3方向(上下・左右・回転)で検知する3DoF機能や、メニュー操作機能を本体に統合した。これまでゲーム機との接続に必要だった別売りの「XREAL Beam」も不要になった。つまり、ユーザーは複数の周辺機器を持ち歩く必要がなくなり、シンプルな運用が可能になったのだ。
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