大学入学時に必要なパソコンをどう選べばいいか スマホ・AI時代、学生生活に必要なパソコンの選び方も変わりつつある

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方、標本数は少ないがWHITE株式会社の調査によると、大学生で「自分専用のPCを持っている」と答えた人は95.7%で、ほとんどの大学生が自分専用のパソコンを使える状況にある。

ちなみにWindowsパソコンを持っている学生は80.1%、Macの人は24.0%で、およそ4人に1人がMacユーザーという割合だ。

ノートパソコン
ほとんどの大学生がノートパソコンを所有するが、使いこなせているかは別問題(筆者撮影)

なお、同調査によると約4割がパソコンスキルに「自信がない」と回答しており、タッチタイピングができると答えた人、フォルダの階層構造について理解していると答えた人は、それぞれ半数にとどまる。

学費を無駄にしないためにパソコンはいいものを

現代の大学生にもノートパソコンは必要だ。筆者が大学生の頃には、レポートを書くためにワープロ専用機(東芝Rupoとか、NECの文豪、富士通OASYSとか……)が必要だったが、今はノートパソコンがそれを担う。

しかし、どんな機種が必要かというと、考える必要がある。

筆者には大学生の息子と、昨年まで大学生だった娘がいる。また、彼らの友人やその両親からも「パソコンが詳しい人」と認識され、数多くの質問を受けてきた。

大学4年間の学費が国公立で約481万円、私立文系が約690万円、私立理系が約821万円かかる(日本政策金融公庫「令和3年度 教育費に関する調査結果」)と言われており、学費の負担もある中「パソコンは、なるべく安くあげたい」と考える人も多いと思うが、そこまでの出費をして大学に通っているのに、最後の10~20万円を出し惜しみして勉強の効率が低下するほうがもったいない。

調べ物やノート、レポート作成などでパソコンの動作が遅く、作業や思考が滞るのは避けたいところだ。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事