大学入学時に必要なパソコンをどう選べばいいか スマホ・AI時代、学生生活に必要なパソコンの選び方も変わりつつある

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弟の際は、その時の経験を生かし、入学後しばらくは私の「お古」で我慢してもらい、大学で何を学ぶか、専攻が決まってから、それに適したパソコンを買うことにした。結果、彼は理系に進んだが、「負荷のかかる作業は、どのみち大学にある大きなコンピューターを使う」という理由で比較的安価なMacBook Air M2を購入した。

途中で買い替える前提も視野に

筆者の意見としては、可能なら大学1~2年の間は手元にある、ほどほどのスペックのパソコンで乗り切り、3~4年で専攻が決まり、必要なスペックが見極められるようになってから、必要十分なパソコンを選定し、購入するのがベストだと思う。とはいっても、なかなか手元に「ほどほどな性能のパソコン」が転がっている家庭ばかりではないと思うので、最初は安価な中古で乗り切るのも手だ。

何を専攻するかわからない1~2年生のタイミングでハイスペックなパソコンを購入しても、本当に性能が必要になる3~4年生の時点で旧型になることは知っておきたい。

各大学には、必要な性能を見極めた推奨パソコンがあり、大学生協などでリーズナブルなセットも用意されている。もちろん、それを選ぶのも手だが、必要十分な性能が満たされていれば、大学推奨パソコンにこだわる必要はない。

パソコン

大学生協では推奨パソコンが用意されていることが多いが、それ以上の性能のパソコンを準備できるなら、推奨パソコンにこだわる必要はない(東京大学消費生活協同組合のサイトより)

また、計測機器などで専用のドライバーが必要とされる理系の学科でなければ、Macを使いたければMacでも良いと思う。今や多くのサービスはMacで問題なく使えるし、WordやExcelもインストールできる。前述のようにどうしてもWindowsが必要になる場合でも、MacにParallels Desktopというアプリを入れると、Mac上でWindowsを利用できる。

自分に必要なスペックを見極めて選択していく能力も、大学生になり、大人になっていくために必要とされていくスキルと言えるだろう。

村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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