最強・最長寒波到来で寒さが厳しい今、風邪やインフルエンザが流行していることもあり、筆者の薬局にも「なんとか免疫力を上げたい」という相談が増えています。
そんな人たちにお伝えしているのが、「胃腸を疲れさせないように」ということです。実は、この時期は新年会などで食べすぎ・飲みすぎにより胃腸が疲れがちで、そこから風邪やインフルエンザ、新型コロナにかかる人が多いのです。
胃腸が疲れると感染症にかかりやすい?
なぜ胃腸が疲れると感染症にかかりやすくなるのでしょうか。
漢方では、胃腸は単に飲食物を消化吸収する臓器ではなく、飲食物から得た栄養を生命エネルギーである「気」に作り変える重要な場所であると捉えています。
この気は外敵(漢方では「邪」といいます)から体を守るバリアのような存在で、ウイルスや細菌が外から入ってくるのを防ぎます。ですから、胃腸の健康を保ち、気をしっかり作って体のバリアを強力にすることが、漢方における感染症対策といえるのです。
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