田村さんは、各自がそれぞれのキャンピングカーでひとつの場所に集合し、自由気ままに時間を過ごす、ソロxグループの「ソログルキャン」を提唱している。
―「ソログルキャン」を通じて、ご自身のイメージするキャンピングカーライフに近づいてきているのでしょうか?
「こうしなければならない、といったキャンプの掟がありますよね。しきたりというのか、そういうものを(自分流で)壊していきたいんです。(例えば、火を起こさずに)電気だけでやったら……と、ポータブルバッテリーを山ほど持っていったこともありました。火を起こすキャンプも楽しいと思いますが、僕はそうした手間よりも、そのあとのんびりする時間を過ごしたいんです。自然の中では、都会の飲食店とはまったく違う時間の流れがありますよね。それを一度知ってしまうとクセになる。心がほどけていくんです。僕も、周りにいる人たちも」
―そうした気楽に集えるコミュニティをきっかけに、先ほどステージでお話が出ていたRVパークへとつながっていくのですね。
「RVパークが充実しないと、キャンプ場しか行くところがなくなり、キャンピングカーは普及しないように感じています。日本RV協会でも、RVパークをこれから増やそうとしていますし。(自分自身でも)RVパークの運営もしてみたいですね。これまでRVパークを使ってきて、自分ならこうしたいという思いがあったので」

被災地支援で感じたキャンピングカー活用策
―RVパーク以外に、キャンピングカーライフについて思っていることはありますか?
「もっと気軽にキャンピングカーを借りられるようになればいいな、と。キャンピングカーのレンタカーはありますが、(そもそも)キャンピングカーがレンタルできることが周知されていないように感じます」
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