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「渋谷→新大久保」若者の街が変遷した本質理由 街全体で「韓国のテーマパーク」への変貌を遂げた

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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また、そのようになるにつれて、例えば韓国人留学生の間でも新大久保が一種の「働ける街」として認識されてくる。室橋によれば、「新大久保」は、韓国ではあまり有名な街ではないという。日本にやって来た韓国人留学生の間で知られる街であり、彼らにとっては、「住む街」ではなく、「働く街」としてのイメージが大きいのだ。

その結果、そこで働く人々は韓国人留学生が多くなり、必然的に、そこは「まるで韓国かのよう」になる。

実は、「ニセコ化」において、「そこで働く人」の問題はけっこう、大きなポイントだ。

ディズニーランドにおいて、キャストたちが「夢と魔法の王国」という物語の世界を徹底的に演じるように、「ニセコ化」においても、そこで働く人々が空間全体の「選択と集中」を高めていく。

韓国人留学生たちが働くことによって、新大久保における「韓国のテーマパーク」の雰囲気作りはばっちりだ。さまざまな要素が揃って、新大久保は「ニセコ化」し、「若者(ただし、ある限られた若者タイプ)の街」となったのである。

日本中で起こっている「選択と集中によるテーマパーク化」

このように見ていくと、新大久保も、まさに「ニセコ化」といえる状況が起きていることがわかる。

それらの街では、さまざまな手法によって、客層が「選択」され、そして、その「選択」された人々に「集中」するような開発が行われている。ニセコの場合は、これがかなり意図的に行われているだろうが、新大久保の場合は、その街としての条件によって、ニセコよりも自然にその状況が生まれている。

しかし、その両方の地域ともが、賑わいを見せていることを考えると、こうした「ニセコ化」は、現代において賑わいのある空間の一つの条件だともいえる気がしてくるのだ。

日本なのに、日本じゃない感がスゴい街・ニセコ(筆者撮影)
ニセコでは、英語の看板が至る所に確認できる(筆者撮影)
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