「発がん性が疑われるものも⋯⋯」「本当に安全?」日本人が知らない「ポストハーベスト」の超残念な真実

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ポストハーベストとして使われる農薬は「殺虫剤」と「殺菌剤」に分かれます。このうち、「殺菌剤」の一部は食品添加物という扱いです。

その理由は「殺菌剤」はカビを殺し腐敗を防ぐために使われるもので、食品衛生法では「保存料」という考え方になるのです。

現在、食品添加物としての「殺菌剤」は「OPP(オルトフェニルフェノール)」「イマザリル」「TBZ(チアベンダゾール)」など10種類が許可されています。

「ポストハーベストの食品添加物扱い」はメリットあり?

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これに対して一部のジャーナリストなどから「農薬を添加物扱いにするとはけしからん」という声が上がりました。

「食品添加物扱いにすることで、安全だと思わせようとしている」「農薬を食品として食べることになるのではないか」というのです。

しかし、私に言わせれば「添加物扱い」になったことは、消費者にとってメリットがあることです。

なぜなら添加物の場合は、「表示義務」「使用基準」があるからです。

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